3103s3013

無です

記憶と過去と今と未来

・今だけがいちばん最高でいちばん最悪だもんね。

・人に雑に扱われるのほんとはあんまり悲しくない。あたりまえだって思ってるから、それでいいって思ってるから、怒りも湧かない。でも身体は反応していて、気づいたらくたくたに疲れちゃって、なにも感じなくなってしまいました。そんなことばかり。同じことばかり。わたしはわたしの怒りや悲しみに寄り添ってあげられない。時間が経ってもう記憶でしかなくなった頃に、ふと悲しくなる。あまりに大きすぎる感情に対処できないからその瞬間は素通りするしかないのだよね。あの時、心の底から悲しくて大きく声を上げて泣けたのは、きっと悪いことではなかったよ。

・ひとりでもやっていける。やっていけるから、なにかあれば迷わずにわたしのことは忘れてほしい。とても寂しいことだけど、わたしはわたしの消滅のその瞬間を見届ける。忘れない、あなたの中にいたわたしのこと、きみのこと。

・記憶を閉じ込めたまま鍵をかけてしまう前に、身体を手放してしまおう。そしたらぼくは永遠になるから。意思が無数に漂う、永遠の宇宙に。