3103s3013

無です

ゆーれい、37.2℃

記憶が無い。起きたらお昼は過ぎていて、さすがになと思い、一応起きて歯磨きをしたり薬を飲んだりした。その後の記憶が無い。ほとんどベッドで横になっていて、起きてはいたのだけど、何を考えていたのかも、なにをしていたのかもわからない。疲れた。ゴミを捨てなきゃと思うけど、どんなに近いゴミ捨て場でも、外に出ることが億劫で、動けないまま朝が来てしまいそう。なにもできない。

わたしがいなくても成り立つ世界が無数に在って、わたしだけがわたしを必要としている。そうあることを望んでいる。だけど、だから、息をするのと同じように息をするのをやめてしまいそうになる。

生きながら、みんなの中で死にたいよ。そしたらゆーれいになれちゃうね。そのとき、やっと、生まれてはじめて心の底から安心できることでしょう。

だからわたしに薬をください。心がだめになる前に。ひとりで生きていくのだから。