3103s3013

無です

生きている限り

もうこれ以上わたしは誰かにとって都合よく生きることはできないですよ。自分のために自らそれを望んでいたのも事実だけれど。このまま変わらず都合よくあり続けることは死と同義だから当然死ぬし、だから、わたしを都合よく扱う人間に身を委ねてはいけない、絶対。何度も何度も繰り返し確認をする。手癖で死んでしまわないよう。

大丈夫だよ、いくらずたずたに傷ついても、わたしはなにも変わらない。傷つきたいね、いつまでも。自分をぶん殴って痛いって馬鹿じゃん、やめらんない。

生きてることも死ぬことも誰にも否定も肯定もされたくない。触らないで、わたしのだから、これはわたしの命だから、評価しないで、価値なんて付けないで、あなたの中にだけ存在するわたしがいる、欲しがらないで、奪おうとしないで、そこにあるのに。

わたしがあなたに刃を向けたとき、その刃の形に傷がついた、それがいまでも、いつまでも、わたしの救いとなるでしょう。