3103s3013

無です

本当はきみの手に触れたい

今日から入院。めちゃくちゃ遅刻したけど全然急ぎたくなかったからコンビニ寄ってごはん食べながら病院に向かった。無事辿り着いてよかったですと言われた。自分の治療のためなのに、病院に来ただけで褒められた。本当にここが最低限なんだなと思った。歩行入浴排泄食事を自力で、でも最悪それすらしなくてもいいくらい、死ななきゃOKみたいな感じ。

「休みましょう」「ゆっくりしてください」と何度も言われる。休み方が少しわかるようになって、遠慮なくだらだらと過ごすこともできるようになった。だけど、やっぱり、存在することの後ろめたさがどうしても消えない。謝りたくてしかたない、許されたいんだね、誰かじゃなくて。神様がいたらよかった。宗教を信仰できる心があったらとも思った。わたしに神様なんていない。神様なんていない。だってわたしが神様だから。神様じゃないなら幽霊になりたかった。自分の意識のみで絶対的に存在したい。限りなく透明になって誰にも触れられず誰にも愛されず、いくらでも愛したい。愛されない恐怖と罪悪感から解放されてはじめて、存在を許容することができるのだと思う。愛されなくていい。それなのに、人間だから気が狂う。

神様に、なればよかった。