3103s3013

無です

絶対的ひとりぼっち

時間が経つにつれてなんとなく動かせなくなった本棚の本たちみたいに曖昧なものを抱えている。なにも感じられないことばかりなのに、感度悪いまま曖昧なものが増えてゆく。わたしを失ったままなんとかかたちだけを取り繕った姿は醜かった。

ひとりぼっちになる度に、積み重なった曖昧なものを捨ててゆく。繰り返し、繰り返し。大事なものと曖昧なものに線を引く。大事なものだけを大事にできるように。